ツアー中のライブレポート追いついていませんが、その前にライブの告知です。
スイスの3人のクラリネット奏者による「PORTA CHIUSA」が福岡にやってきます。
その公演にcapture名義で出演です。今回は(も!!)変則トリオ、私の、ソプラノサックス/バスクラリネットに なんと 尺八の谷本史童氏、そしてギターの白水マサキ氏が加わったcaptureです。
アンサンブルも意識しつつ、崩壊と解体、そして、音を再構築していきます。
テトラではおなじみのJYURINも出演します。
予約不要でお越しいただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
「PORTA CHIUSA」に梅津和時さんと蜂谷真紀さんも加わった演奏。(今回は梅津和時さんと蜂谷真紀さんは出演しません)
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2016/9/24(土)
deterra presents..............PORTA CHIUSA (スイス)福岡演奏
guests
JYURIN
capture:
中村勇治(s.sax,bass-clarinet)
谷本史童(尺八)
白水マサキ(guitar)
Art Space tetra
福岡市博多区須崎町 2-15(GoogleMap)
http://www.as-tetra.info/
092-262-6560
開場:19:00 / 開演: 19:30
チケット: 2000円 +1ドリンクオーダー
Porta Chiusa(スイス)
このポルタ・チウーザは、私たちの住む21世紀が未だそれぞれの国家に根ざして存在しており、公平な社会には程遠く、個人が肌の色や人種によって判断され、食生活、健康、教育へのアクセスは階級によって左右されるという事実に疑問を投げかけています。
その最大のテーマは、人間の尊厳と平等、この譲ることのできない権利が、このように大きな社会の中では軽視されがちだということです。
ビデオ映画の中では、ガラスのドアが使用されます。その透明なガラスのドアに描写を繰り返すことによってジョバンニ・デイ・ステファノは、見通しの悪さを表現します。しかしそれは、決して成功することはなく、いつもどこかに透けて見える部分が残ってしまうのです。ポルタチウーザはこの不完全に塗られたガラスドアで、今の社会の過剰な安全対策の不可能さを象徴しています。絶対の安全など存在しないのです。
ハイケ・フィードラーの文章とジョルジオ・アンドレオリの映画は、今日ヨーロッパで問題視されている移民に関する犯罪に焦点をあてます。その問題は、“移民”が犯罪者、危険、反社会的と見なされる原因を作りだしているのです。それに対してポルタ・チウーザは、一つの危険信号を送ります。
パエド・コンカが作曲した曲“ポルタ・チウーザ”は、3人のクラリネット奏者、ハンツ・コッホ、ミヒャエル・テイーケ、パエド・コンカによってライブ演奏されます。
Porta Chiusa(Switzerland)
Created by composer and musician Paed Conca, PORTA CHIUSA is an interdisciplinary performance that combines two film projections, a spoken-word text, and a live musical performance. It is based on the conflict that we are experiencing at the beginning of the 21st century, namely that of a world built upon national states, in which people are still not treated equally; in which we still speak about color and race; in which nutrition, health and access to education are still greatly conditioned by hierarchal classification. The main theme underlining the performance is the conflict between the “recognition of the inherent dignity and of the equal and inalienable rights of all members of the human family is the foundation of freedom, justice and peace in the world,” (Declaration of Human Rights from December 10th, 1948) and the fact that this dignity is increasingly violated.
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