【12/9お礼】DNK ENSEMBLE / MIGUEL A. GARCÍA / ELENA AITZKOA / YUJI NAKAMURA, RYOKO MATSUOKA / JYURIN

12/9 静かにゆっくりとしたパフォーマンス、いかがでしたでしょうか？
お越しくださった方々、主催のシェーン、対バンの皆様、Wonderfulな1日になりました。
ありがとうございました。

静かなノイズソロから幕をあける。
この日はミニマル、や、美しい、という単語を意識する演奏・パフォーマンスで静かに静かに余韻を噛みしめる。

MIGUELさんのラップトップ・・・メロディから極限まで無駄を省き省き省いていくような演奏。

ELENAさんの口笛によるパフォーマンス、そして朗読。それも静かで静かな美しいひと時だった。

松岡涼子さんと僕のデュオ。
メロディは奏でないと決めていた。
風邪気味だったので少し息が荒々しくなってしまった。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり呼吸を意識しながら、涼子さんの静かな動きに対峙した。
僕は会場を横断し、3/4ぐらいの地点で少しづつ、圧をあげて唸る音を出した。
再びロングトーン。
音をゆっくり放ち、美しさをとても意識し、
ミニマルな部分とメカニカルな部分とエモーショナルな部分と。
チャレンジでもあったし、美しさ、あらゆる存在への敬意を表したかった。
そこに関して、うまくいったかどうかはわからないけれど。
でも大きな拍手をいただいた気がするので嬉しかった。

DNK ENSEMBLEがまたミニマルで、本当に素晴らしかった。
余計なものはどんどん棄て去り、演奏技術さえ棄て去り、必要なものは美しさへの感性と敬意と、それを体現するための許容力であるように感じた。